エアコンクリーニングは秋がオススメです!

お客さまとお話しする中で、エアコンクリーニングはいつやるのが最適か?という質問をよくいただきます。

ほとんどのお客様は「夏」にするものだと思っているようです。

確かにエアコンクリーニングの依頼が多いのは、本格期な夏を迎える前の梅雨時期の少し前5月中旬から冷房をフル稼働する8月にかけてです。梅雨のジメジメとした湿度と真夏の蒸し暑さで、この時期は除湿や冷房運転を使う家庭が多くなります。いざ使い始めてから「カビ臭い」「イヤなニオイがする」「ホコリっぽい」と、慌ててエアコンクリーニングを依頼する人たちが増えるのだと思います。

エアコンクリーニングは「夏」だと思っていませんか?

私がご提案するエアコンクリーニングの時期ですが、冷房を使わなくなり、暖房を使う前の秋頃のタイミングをお勧めしています。

なぜ秋がエアコンクリーニングに最適なタイミングなのか、その理由を詳しくご紹介します。

目次

なぜ秋がオススメなのか

カビが発生するのは除湿や冷房運転時!

エアコンの汚れで最も気になるのが「カビ汚れ」

湿気の多い梅雨時期から除湿や冷房を使う夏場はカビが最も繁殖しやすい条件となります。

エアコンにカビが発生しやすい原因は主にエアコンの内部が「高湿度になりやすい」「カビが繁殖しやすい温度である」「汚れが溜まりやすい」の3点です。

エアコンで冷房運転を稼働させると、空気を冷やす段階で結露が発生します。結露によってできた水はドレンホースを通じて外部へ排出されますが、一部は排出しきれずにエアコン内部に残り、湿度を高めてカビが発生しやすい環境を作り出してしまいます。

さらに、汚れが蓄積することもカビが繁殖しやすくなる原因のひとつです。室内の空気に含まれるホコリや料理の際に空気中に浮遊する油汚れなどが通風口を通じて取り込まれ、内部に付着するとカビの原因となる可能性があります。

冷房を使わなくなる「秋」にエアコンクリーニングすることにより、梅雨時期から夏場にかけてエアコン内部で繁殖したカビを一掃するちょうどよいタイミングなのです。

業者へ予約が取りやすい!

当店も同じですが、専門業者へのエアコンクリーニングは梅雨時期から夏場にかけて依頼が集中します。

夏が過ぎる頃は依頼が減り予約が取りやすくなります。

秋以降はカビが発生しにくい

秋にエアコンクリーニングしておけば、冬場は乾燥しますしエアコン内部の湿度は上がり難いです。もしエアコンで暖房運転するにしてもエアコン内部の湿度は上がらないので、次の除湿や冷房を使うシーズンまでカビの繁殖を抑ることができます。

夏場に発生したカビを放置したままにしておくと、冬暖房をつけたときにカビの胞子などが一気に噴き出し猛烈にカビ臭くなることもあります。

エアコンの汚れ(ホコリやカビ)がもたらす影響

エアコンの汚れとは

エアコンを稼働させると、まず本体が周囲の空気を吸い込み、熱交換機、ファン、吹き出し口の順番で風を通します。

エアコンが汚れる原因は、周りの空気を吸い込む際にホコリなども一緒に取りこみ内部が汚れることです。

キッチンやダイニングの近くにあるエアコンの場合は、油を含んだ空気を吸い込んだり、和室にあるエアコンならお線香の煙の影響を受けることもあります。

また喫煙者がいればタバコの煙で汚れてしまうことが原因とされます。なお、エアコンは稼働させていなくても、ホコリやごみなどで外側は徐々に汚れてしまいます。

そしてその汚れと湿気でエアコン内部はカビが発生しやすくなります。

エアコンを稼働させれば汚れは避けられません。

汚れが原因でエアコン機能の低下も

エアコンに付着した汚れは、エアコンの不具合に発展する可能性があります。

風を取り込む力や放出する力が弱くなったり、風量が小さく風ムラになったりして、冷房や暖房の効率も悪くなり最悪なケースでは故障の原因となります。

ホコリやごみがドレンパイプに詰まり水漏れや悪臭の原因ともなりますので、エアコン上部やフィルターのホコリは定期的に掃除が必要です。

ホコリやカビで健康被害も

エアコンには空気中に含まれていた、カビ、ダニ、花粉なども一緒に取り込んでいます。

そのまま掃除をせず放置すれば、それらの物質やエアコン内部で繁殖したカビの胞子をエアコンの風と一緒に放出しているようなものです。アレルゲンともなりえますから、子育て中の家庭はとくに注意しなければなりません。そのまま放置すれば不健康で、アレルギーが酷くなる可能性もあります。

エアコンから放出されたカビやその胞子を吸い込むと、以下のような病気になる可能性があることも指摘されています。

  • アレルギー性鼻炎
  • 呼吸器系疾患
  • 肺炎
  • 夏型過敏性肺炎 など

暖房や送風ではカビは死滅しない?

エアコンの送風運転や暖房運転はカビに対してある程度の効果はあるものの、完全に死滅させることは出来ません。

これは1度でもカビが発生してしまったエアコンにはカビの胞子が残ってしまい、エアコンの暖房運転だけでは、エアコン内部に繁殖してしまったカビの菌糸を全て死滅させることができても、カビの胞子を死滅させることができないためです。

そのため、最もカビの発生しやすい夏場を超えた秋に専門業者にエアコンクリーニングを行ってもらい、カビとカビの栄養源となる汚れを一掃することをお勧めします。

まとめ

エアコンクリーニングの周期は1~2年に1回が望ましいとされています。時期を決めて定期的にクリーニングを専門業者にお願いするのであれば、夏の間に溜まったカビ等の汚れを「秋」に、しっかり内部まで洗浄してもらいましょう。

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